左のページはおなじみアンデルセンの「マッチ売りの少女」
右のページは切り絵でモノトーンの「影の国」
別々かと思われた二つのお話(世界)がクロスして・・??
アンデルセンの「マッチ売りの少女」もまだ知らない
4歳の息子にはまだ難しかったかも。
大人の私もまた、さいごの一言が謎で心に残っています。
「あれ、おうさまのおっしゃるのは、ほんとうかな。」
・・これの意味するところは??
喋っているのは水晶をもった魔女のような人。
初めはカラーで、さいごのつぶやきのところは影になっています。
それとマッチ売りの少女と影の国の見張り番が結婚する・・・
という展開も意外でした。
切りえの表現がすごいです。
黒と白だけでこんなにも表現できちゃうんですね。
読み終わった息子はもう一度表紙を見て、
雪の積もる町の絵をじっとみていました。
「雪ってきれいで面白いね。雪ってどうして溶けるんだろ。今度の冬も
ゆきだるまつくれるといいね。」
・・となぜか雪景色に惹かれたもよう。
親子でそれぞれ違う謎に包まれ、違う余韻にひたって居ました・・笑。
まぁ、それもアリですよね。
ふしぎで、懐の深い絵本。