学校ボランティアで4年生に読み聞かせしてきました。
ハーフ成人式を迎えるこの年頃は、個性も芽生えやんちゃな子は更にやんちゃに、クールな子は更にクールに…。
とにかくみんなで「気持ちを共有できる」、出来れば「図書館に足を運びたくなる」そんな絵本を紹介したくてこの本を選定。
2冊読むうちの導入の1冊目として読み聞かせしました。
「今日の1冊目は、目で見て楽しんで下さいね」と前置きをして読み始めます。
と言っても文章自体は短いものなので、1ページずつゆっくり見せていきます。
まず、飛び出す仕掛けに「うわぁー」と歓声があがります。
「あかまるちゃんが1つ」と読み上げると、「え?どこどこ?」と身を乗り出します。
やんちゃな子は「ちょっと!ホンマ見つからへんねんけど!」と集中して探し始め、大人しく後ろの方に座っていた子は大きく目を見開いて首を伸ばします。
1ページ1ページの仕掛けに驚きながら、みんなであかまるちゃんを探します。
読み終えて「図書館に行けば子供でも借りられますよ」と伝えると、「うそー」「ホンマー?」と目をキラキラさせていました。
2冊目は詩の朗読だったのですが、みんな集中して目を閉じながら聞いてくれました。
コンセプトを決めれば、読み聞かせでも十分に通用する本だな、と思いました。
ちなみに我が家の5歳児と7歳児と読んでみたら、めっちゃ弄り倒しながらあかまるちゃんを探し始めたので「年齢によって目的が変わる絵本だな」と感じました。