これは、遠足前にぴったりの本です。遠足を前にして、楽しみにしている子供たちと園長先生。いよいよ当日、なんと園長先生は寝坊してしまいます。そうとも気づかず、バスは出発してしまい・・・。という内容ですが、園長先生のほのぼのした感じと子供たちの優しさ、そして、公園の描き方。村上康成の絵の暖かさが、お話を盛り上げます。息子が一番喜んだのは、バスに乗った子供たちの描写。一緒に本をかたむけたりして、読んであげると大喜び。年中の時に、おばあちゃんに買ってもらって以来、遠足になると必ず出してきて読んでいます。この春は、1歳の娘も、読んで欲しがりました。食いしん坊なので、お弁当の描写がうれしくて仕方がないようです・・・。