ちょっと怖い表紙からは、想像もつかないような、なんともほのぼのとしたいいお話でした。(実は、節分で鬼を怖がった次女が、どんな反応を示すか見たくて、いたずら心で借りてきたんです。)
でも、次女にはまだ難しく、長男・長女の方が喜んで聞いていました。(関西弁の響きもおもしろいようです。もっと練習して、スラスラ読めるとなおいいですね〜!)
親おもいでひたむきなお春。話のわかるご主人。いたずら好きの若だんな。けちそうに見えて意外にも人情もろい道具屋。いかにも悪そうな三人組。おとんにおかん(本当に、おめんそっくり)・・・たくさんの登場人物が出てくるにもかかわらず、それぞれが皆いい味出していて、ひとりひとり重要(削ることができない)な役目を果たしています。
長いのに、長さを感じない、ストーリーも魅力。
何といっても、スカーッとするハッピーエンドと、最後のオチもいいですね。