私も子供の頃に読み、何となく内容も覚えていました。
無口でおとなしいひさは、おとなしいながらも誰か(特に自分より弱い者)を守る強さを持った女の子です。
ある日、大雨の後の川に落ちた子供を助け、代わりに自分の命を落としてしまいます。いくら探しても見つからず、でもひさがいなくなった後に空に青白い星が出るようになり、人々はその星をひさの星と呼ぶようになった。
とても悲しいお話で、読み終わったときには何も言葉がありませんでした。でも、そんな悲しいお話なのに、娘は何度も何度も読んでと持ってきました。悲しいだけでない、ひさの優しさと強さも感じてくれたのでしょうか。娘がどう感じたのか、定かではありませんが、子供の心にも響くお話であることは確かなようです。