表紙を見て子どもと二人で「『なんぎなたんけんたい』(小学館)みたいだね」と言いました。4人が探検隊の格好をしているので、探検隊のお話かと思いきや、はやらないサーカスのお話でした。
私が見てニヤリとしたのはティファニーをもじった「ティハニー宝石」の絵です。ピンクを際立たせるために、ほとんどが白黒のページなのは「はいいろひめさま」を連想させます。
サーカスを復興させるために、ピンクのぞうを探すのが佐々木マキならではのユニークな発想が詰まった作品だと思いました。ぶたこうもりなどの珍獣探しをしても楽しいと思います。
息子の意見では、「この本を書いてからさ、探検隊のお話を書きたくなって『なんぎなたんけんたい』ができたんじゃないの?」ということですが、どうなのでしょうね。