『死』に直面した著者による『命』について、じっくりと考えさせてくれる絵本。
森の中で、五匹のうさぎがうまれました。おなかの中の様子から、大変な思いをしてうまれてくる様子までもが、描かれています。五匹には、それぞれ役目があり、それはうまれる前から、しっかりと決められていました。そんな5ひきの子どもたち、少し体に障害のあるユックでしたが、きょうだいで助け合って、すくすく育ち、大きな障害も乗り越えていく様子等、涙なしでは読めません。
著者のことば、『希望の光に向かう仲間の輪が広がって、みんなで、ゆっくり、にっこり、おっとり、のんびり、がんばって、長〜く、一緒に生きていけますように!』
著者の、『生』に対する思いが強く感じられます。