この絵本は、同じ「スモールさん」シリーズでも、ちょっと異色ではないでしょうか?
というのも、飛行機の乗り方、操作手順を子ども向けの絵本とは思えないほど、意外に詳しく丁寧に書き記してあったからです。
私なんか読んでいて、まるで自分が操縦しているような気分になってしまいました。
もしかしたら、この絵本に描いてある通りに動かしたら、免許がなくても動かせるんじゃないかとすら思いました。
ちょっとしたハプニングも起こり、スモールさんは不時着するシーンがるので、そういうドキドキが苦手なお子さんに読むときは気をつけた方がいいかもです。
乗り物が好きな小さなお子さんは操縦の詳しい手順より、その形や動きそのものが好きなんじゃないかな?
なので、他のシリーズに比べると、この「ちいさなひこうき」は対象年齢を2,3歳あげた方がいいかもしれません。
5,6歳から小学校低学年くらいのお子さんにいかがでしょうか?