八本足のたこが、一本足を怪我してしまたから、「ななちゃん」という、ネーミングがすごく素敵ですね。
表紙のななちゃんとかなこちゃんの満面の笑みの、友情の一枚の写真がすごくこの絵本の楽しさを表していると思います。
たこのななちゃんと小学生のかなこちゃんとの楽しい一年を描いているのですが、すごく楽しくて、かわいらしくて、なんだかたこを飼いたくなってしまいます。
随所にクスリと笑えるシーンが盛り込まれています。
そして、最後にもサプライズがあり、次のかなこちゃんの一年もとっても楽しいものになりそうなだけに、続きが覗いてみたくなります。
ただ、個人的にすごく残念なのが、中のななちゃんの絵が小さすぎることです、表紙のななちゃんくらいどーんと生き生き描ききっていたら、読み聞かせにも使えたのに、すごく楽しい絵本だけに残念です。