なぜ「しろいむすめ」が生まれてきたのか、なぜ、「しろいむすめ」が神聖なもののように扱われる民話が生まれたのか、物語の内容うんぬんよりも、そこのところが気になってしまいました。
だって、南アメリカの色々な民族や部族を壊滅的に追い込んだのは、北からやってきた西洋(白い肌)の人たちじゃないですか。
なのに、「しろいむすめ」が特別なものであったということが、あえて残っていることが謎です。
『マニオカ』という食べ物は知っていたけど、こういう伝説があったなんて、知りませんでした。
なかなかアマゾンという地域性が出ていて、面白かったです。
ただ、この絵本の中に、日本ではありえない服装<男の人たちの裸>のシーンがあり、儀式をしているシーンなので、こういう恰好をするのが、向こうでは当たり前なのかもしれませんが、学校のお話会などで、そういうのを意識する年齢の子ども達にう飼うのは、難しいかな?と、思いました。