この作品は、毎日新聞大阪本社版の「読んであげて」欄に
2004年9月1日〜30日まで掲載されたものに
手を加え一冊にしたものだそうです。
朝刊、トースト、こうのとりさん、マンホールのふた、
消しゴム、風邪薬、ごはんの粒々、赤鉛筆、蟻、
トイレのマーク、夏休みと冬休みと春休みetc.
身の回りの、私たちが普段、それほど意識していない物たちが
ひとりごとを言う様子が話し言葉で書かれています。
例えば、「夏休みと冬休みと春休み」。
それぞれが擬人化して1人の人間であるかのように話し合っています。
話の内容は、どの休みが一番いいか…ですって!
私たち人間の耳には聞こえないだけで、
本当は物たちも何か主張しているのかもしれませんねぇ。
とっても面白い視点の絵本だと思いました。
でも細かい文字で文字数も多いので、
「あっちゃんあがつく」同様、読み聞かせには不向きですね。。