作者の蒔田晋治さんのプロフィールを拝見すると
師範学校を卒業されていらっしゃるのですね。
そして1945年〜85年までの40年間、
公立の小中学校に勤務されていたそうです。
この作品には蒔田さんの教師時代の思いが
ギューッと凝縮されているような気がします。
教師時代は 本当に素晴らしい先生だったことが窺われます。
『間違うことを恐れちゃいけない
間違ったものを笑っちゃいけない
間違った意見を 間違った答えを
ああじゃないか こうじゃないかと
みんなで出し合い 言い合う中で、だ
ほんとのものを見つけていくのだ
そうして みんなで 伸びていくのだ』
間違ったって誰かが直してくれるし教えてくれる。
困った時には先生が ない知恵しぼって教えるで
そんな教室 作ろうやあ。
飾らずに普段のままの話し言葉というところがいいですね。
ズン!と心に響いてきます。
この本、購入して手元に置いて子供達に読んで欲しい1冊です♪