スモールさんは、おまわりさんです。道路の交差点に立って仕事をしています。
牛乳トラックの配達に声をかけ、学校へ行く子供たちを見送り、スピード違反の青年に注意し、救急車が通る時には道路整理をします。
サーカスのパレードの先導や、迷子の子供の世話。トラックから牛乳の缶を落としたお百姓さんに、やさしく声をかけ、こぼれた牛乳をなめる猫のために、自動車を止めたりもします。
そんなおまわりさんの1日の仕事を書いたお話です。
びっくりするような大事件もなく、ごく普通の平和な日常生活のことが、淡々と書かれているのだけれど、うちの4歳の息子はスモールさんが好き。
「救急車の中にいるのは誰なの?」
「この信号はどっちが止まれ?」
「猫ちゃんが牛乳飲んでるよ。」
「あ、バスの中から手振ってる子もいるよ。」
「あ、スモールさん帰ってった。」
「おまわりさんって、こんなことするんだ。」
1ページ1ページとても楽しんで聞いています。そして、読み終ると、「短かったね。もう1回読んで。」毎日2回繰り返して読む絵本です。