ずっとハーメルンの笛吹きおとこの本を探していたのですが、どれも皆字が細かくて文章量が多く、絵の感じも今ひとつだったので、なかなかこれというものを見つけられませんでした。
絵本関係の雑誌で、ちょうど笛吹きおとこの本の特集をやっていて、ブラウニング作のこの本が一押しされていたので、図書館で借りてきました。
体調を崩して寝ていた娘が、何か読んで欲しいと言うので、読んでみました。
結構長い話ですが、じっと聞いていて、終わると自分で本を手に取り、「これ、本当にあった話なの?」と心配そうに何度もページをめくっていました。
昔話には実話から生まれたものも多く、この話もいろいろな時代背景の下で起こった出来事を題材にしたんだろうね、なんてしみじみと話し合いました。
話の面白さ、不思議さと、実話が元になっているという衝撃で心に残る作品です。
実は次男が大好きなテレビのヒーローもので、ハーメルンの笛吹きおとこの笛が出てくるお話があり、彼も興味津々なので、いつか読み聞かせてみようと思います。