2011年に日本で邦訳された作品です。
作品自体は1984年にイギリスで出版された児童向けのちょっぴりぞっとする「怖い話」の短編集です。
ここに収められている12編は、“ほんとうにあった話”として語り手が語り始めます。
それぞれ短くまとめられていてとても読みやすい内容でした。
それに、1つ1つ印象的で面白いです。昔話風なものもあれば、都市伝説っぽいスタンスのものもあって、「怖いもの」が好きなお子さんたちには特にお薦めです。
個人的に気に入ったのは、
『幽霊の出る宿』『魔王との晩餐』でした。
ちょっと不気味なラストがすとんと胸に落ちてきて、面白いです。