小さな子にも、ちゃんとお姉ちゃんになった自覚があるのですよね。できる限りのことを背伸びしながら頑張る姿に胸が打たれます。親としては赤ちゃんよりも上の子をかまってあげたい…そう思いつつも、手の離せない赤ちゃんを育てていると思うようにいかないものです。
お母さんがちゃんと自分のことも見ていてくれるからこそ、がんばれるのです。子どもたちはこの絵本を見て、「ちょっと」の我慢を学びます。でもそうやってがんばった分、お母さんをひとりじめできる時間があることも知っています。
絵もほんわかと優しくてとてもいい絵本だと思います。