赤ちゃんの世話で忙しそうなお母さんに、牛乳をついでもらいたい…などの気持ちを伝えられず、自分でやってみるなっちゃん。 寂しい気持ちを「赤ちゃん返り」で表すのではなく、一生懸命「おねえちゃん」になろうとする健気さが胸をうちます。
こんな絵本を読むと、真面目に育児しているお母さん(一応、私もそのひとり)は 「ウチの○○ちゃんにも、こんな思いさせてる(させてたな)…」 とつい「反省」してしまいますよね 。でもこの絵本を通じて「気づけてよかった」と思おうよ…ねっ!
なっちゃんのお母さんの、「“ちょっとだけ” じゃなくていっぱい だっこしたいんですけど いいですか?」というこのことばと、“いっぱいだっこ”使わせてもらいます!
話はそれますが、どうしても言いたいことがあります。赤ちゃんを迎えて、お母さんだって“ちょっとだけ”の日々ですよね!たっぷりの睡眠も、ゆっくり入浴も、一人で外出もままならない…“ちょっとだけ”。
かつての自分と、今その真っ只中の方に、ご苦労様!と言いたいです。“ちょっとだけ”しか元気づけられないかもしれないけど、精一杯のエールを送ります。