息子が1年生なので、「1年生」とあるとすぐに手にとってしまうのですが、このお話、読んだらすごく悲しかったです。
末っ子のけんぼうをとてもかわいがっていたのに、3歳で亡くなってしまったのです。
死んだ子どもの年を数えると言いますが、親にとっては、子どもが先に亡くなる逆縁というのは、一番こたえるし、辛いことですね。
息子は、わりとさらっと読めたみたいですが、私の方は親の気持ちになってしまい、涙ぐんでしまいました。
二俣英五郎さんの版画ですが、版画がセピア色の思い出という雰囲気を醸し出していて、文章に合っています。
心の中で子どもは生き続けているとはいえ、私には直視することができないお話でした。