バスがなかなか来ないで、いろんな別のものがとおります。
なんだか普通には見られないものが通るので、息子は不思議そうに、でも何度も見るうちに、これはきっと○○なんだ、と自分で解説してくれるようになりました。
バスがやっとくるその小さい影が遠くにみえたのを、子どもはやはり見逃さず、これバス!、と興奮して教えてくれました。親の私は気が付きませんでした。
結局バスには乗れませんでしたが、私自身もなんだかせかせかせずに、また、怒ったりもせず、のんびり生きてみようか、と現実からちょっと違った世界に惹き込まれていったお話でした。