1931年生まれの消防艇ハーヴィ。数々の活躍をしたハーヴィも時の流れには逆らえず、鉄くず寸前だった。
でも、ハーヴィを愛する人々はお金を出し合い買ってしまった。直すにはオンポロ過ぎたハーヴィだったが、修理工の人たちのおかげでピカピカに。でも人々は消防の仕事をすることはない、って信じてた。
ところが、2001年9月11日、あの日。
消火栓ががれきの下になり、消防車が使えない。そこでハーヴィの登場。仲間の2隻とともに4日4晩ずっと水をくみ上げつづけた。
火がおさまるまで、ずっとずっと。
9.11、あの事件。NHKの生放送で見ていた私は、2機目の飛行機が飛んでくるのを見てしまった。あの場面を忘れることはないだろう。
今も続くテロを、戦争を一日も早くなくして欲しい。
ハーヴィは今もNYにいるそうです。たくさんのボランティアの方々にささえられて。あとがきを読むと訳者の矢野顕子さんもハーヴィをとっても愛しているのが、よくわかります。