過激な題名のわりには表紙のワニくんの憂いをおびた表情が気になって図書館で借りてみました。
ちびっこワニのアチーユは「きょうは人間のこどもをどうしても食べる!」と言っておとうさん・おかあさんの用意してくれたバナナ・ソーセージ・チョコレートケーキを拒否するのです。川で出会った女の子を、チャンス!とばかりに襲おうとするのですが、あまりにちびすぎて、振り回されてあえなく撃沈。大きくなって絶対人間を食べてやる、と決意するのでした。
3年生の読み聞かせで使ってみました。最初ちびワニを応援している雰囲気があったのですが、女の子がでてきたとたんに完全に人間側の味方につき、アチーユを振り回すところでは随分と共感をえていました。
結局、小動物の天敵は子どもなんだな。
「こどもを食べてやる」といきまくアチーユにおろおろするおとうさん・おかあさんがおかしかったです。
でも、食事しない子になんとか食べさせようとする努力って大変なんですよね。今はハイエナかピラニアと化してしまった娘たちを見ていると、あの頃がなつかしくなりました。