普通の絵本と、一風変わってるな、と思ったのは、
不思議な町にもぐりこんだ人間の少年たちの物語ではなく、その町に住む、不思議な友達と、もっと不思議を追い求めて、探検なんかしてしまうところでした。
あらゆるシーンで、面白いなあ…と感じながら読みました。
ちょっと昭和の匂いもします。
(よもだやは、私が子供の頃に通った駄菓子屋に、似ていました)
河童や、大きすぎる食べ物たち、恐怖の近道など。
味のあるところがたくさんあります。
ただ…なんていうんでしょうね、一つのお話、というのではなく、
イントロダクションくさいというか、とりとめがない、という感じも受けました。
一つ一つのシーンを駆け足で駆け抜けてしまったような…
この絵本は、三つぐらいにお話を分けて欲しかったような気がします。
てんこもりで、オトク感もあるような気もしますが。