ステキな本です。
3歳だったときに娘がはまりました。
いつも同じ場面で、あたたかい涙がポロリとこぼれてしまいます。
高齢化が進み、少子化が進む日本で、なぜ、それが社会悪なのか、きづかせてくれる本です。
子どもと老人、やがて立場が逆になったとき、あたたかい関わりがはぐくむのは、友情。
大人と子どもの縦社会なんて、かけらもない。
できることを補い合うパートナーとして、欠かせない子どもと老人。
そんなペアリングが可能になるには、日本には子どもが少なすぎます。日本には偉そうな老人が多すぎます。
子どものときから、一緒にこの本を読める「大人」がそばにいてくれたなら、その子の育ちは、それだけで十分保障されます。
おじいちゃんおばあちゃんを大切にする子に育ってほしい子どもにも、
子どもに寄り添う方法を模索する大人にも、
子どもと関わりたい気持ちを持つ老人にも、
そんな気持ちなどまったくない、誰かれにでもプレゼントしたい本です。