右開きでも、左開きでも楽しめる素敵な絵本です。
マイケル・グレイニエツの絵本は「クレリア」もそうですが、描かれている紙の質感が、しっかり絵とマッチしていて、立体感が感じられ、お話しの展開を豊かなものにしていると思います。
大切なテディベアをなくして悲しい女の子と、テディベアを見つけて嬉しい男の子の表情から、その心情まで読めるのではないかと思いました。同時にテディベアの気持ちも伝わると思います。
最近、近くの幼稚園で『絵本のおばさん』をやらせていただいたのですが、次の機会には思いきってこの絵本を読みたいと、密かに計画しています。子ども達の笑顔が浮かんで来て、私の方が楽しみです。