今回のお話は「引っ越しをする(転校をする)ことになった!?カボちゃん」のお話です。
こちらのシリーズ1作目から読ませてもらってきましたが,私はこのお話が一番ぐっときました。
この小学校このお友達たちともさよなら,というカボちゃんの気持ちにうるっとしてしまいました。
それをカボちゃんから聞いたみんなの反応と行動にもうるっと。
やっぱり友達との別れは幼い心にも痛く寂しいものなのですよね。
そして離れるということを感じて改めてその大切さと愛おしさに気づいたり。
私自身は転校や引っ越しのない環境で育ったので,今回のようないなくなる立場になったことは学生時代ありませんでした。
でも数人の転校してしまうクラスメイトを見送った経験はあります。
とても好きだった子だったので,それを知った時はやっぱり悲しかったですね。
今でも名前をフルネームで覚えています(笑)。
でもそれきり会うこともなく。
そんな昔の友達をふと思い出しました。
今頃何をしているのでしょうか,元気でいてほしいな。
このお話では,結末はカボちゃんの早とちりでしたが,きっと子供も小さな別れを繰り返して今後も成長していくのでしょうね。
ずっとずっと一緒っていうのは実際にないですものね。
いずれそれぞれの道に進学をしたり歩んでいったりで,一緒にいられるのは実はとても貴重な時間なのですよね。
大人になってその貴重さを改めて感じますね。
人生は出会いと別れの繰り返しで,楽しくもあり嬉しくもあり時に寂しくもセツナくもあるのですね。