息子が図書館で見つけた絵本です。
ミトンをなくした子猫たち。お母さんに報告すると、
「なんですって!おばかさんね」とお母さん。
今度は、がんばってミトンを探し出した子猫たちに、
「なんておりこうなんでしょう」とお母さん。
こんな感じで、しかったり誉めたりを繰り返します。
途中まで黙って聞いていた息子も、「また同じことになってるし!」と
先が読めてきた様子。
「なんておばかさんなの!」と突き放しながらも、子猫たち自身に
どうしたらいいかを考えさせ、後から「なんておりこうなんでしょう!」と
べた褒めするお母さんと子猫のメリハリの利いたやり取りが、この絵本の
おもしろさを倍増させていると思います。
その他、猫たちのおうちのインテリアなどをみても、細かいところまで描かれていて、
後から絵だけをじっくりとみてしまいました。
内装や小物など、すごくおしゃれで可愛いです。
ネズミもずっとちょろちょろしていて、絵の細かいところを見ても笑えますよ。
それから訳者の名前、もしかして・・・と思ったら、やっぱり。
女優の中井貴惠さんが訳者でした。こういうお仕事もされているんですね。
文字数が少ない絵本でしたので、子供の字を読む練習にもぴったりでした。
息子も、自分でも読めるし、楽しいストーリーだしと気に入った様子で、
何度もぱらぱらと見ていました。
親子でお気に入りの1冊となりました。