今朝のこといつも図書館へ向かう道にある会社の二階に大きなふくろうの置き物を見つけました。
なぜにこんなところにふくろうが?と思うと同時に、これって井上洋介さんの作品風景のようと一人ほくそえんでしまいました。
井上洋介さんが物を見るスタイルに凝視があるというのを読んだことがあります。
普段の何気ない風景もじっと目を凝らすと不思議な物が見えてくることがある、そんな楽しさを井上洋介さんの絵本は教えてくれます。
思い出したのがこの作品「あんなところに」でした。表紙、中表紙、裏表紙にいたるまで、町の中にこんなものがあったら「おかしいだろう」というようなものがぎっしりと。
今まで物語絵本一辺倒で、ナンセンスを理解する力が弱かった私に、井上洋介さんはナンセンスを楽しむという風を入れてくれた気がします。
つっこみどころ満載のこの絵本をお子さんと楽しんでみませんか。私が気に入ったのは「あんなところにヨーヨークラブ」でした。