読後に表紙絵を見直して、そういうことかぁ〜と納得。
「わたしのワンピース」(こぐま社)と「きんぎょがにげた」(福音館書店)の」楽しさを併せ持つようなお話でした。
恥ずかしがり屋のジャクソンは目立つのが大嫌い。
隠れるように暮らしているけれども、外へ出かける時は、目立たぬようにと洋服のデザインを工夫して、見事カメレオンのように擬態化した状態。
ジャクソンが何処にいるか捜すのも楽しい。
そして見事なデザインの洋服に、ほほぉ〜〜〜です。
ある日ジャクソンに、お城の女王様のお誕生パーティへの招待状が。
写真でしか見たことの無いお城に招待され、困ってしまったジャクソンはせっせと服を作り始め、・・・。
ラストは、何事も極めれば職業になってしまうと言うお話に。
恥ずかしがり屋だったジャクソンだったからこそのお話なのですが、ついに目立っちゃいましたね。
でも、いまでもちょっぴり恥ずかしがり屋さんだそうですよ。
小さいお子さんも楽しめますが、少々長めなので低学年からかな?
一人読みとしても是非お薦めです。