はずかしがりやのカクレンボ・ジャクソン。
いつも周囲の風景に溶け込むような服を作り
それを着てひっそり暮らしています。
図書館に行くときは本の背表紙の柄の服。
公園に行くときはお花模様の服。
そんな彼のところへ、お城からパーティの招待状が。
恥ずかしいけれど、行きたいカクレンボ・ジャクソンは
お城に似せて、きらびやかな宝石をちりばめた
美しい服を着て行くのでした。
ところがパーティはお城の中ではなく、お庭で催されていたのです!
カクレンボ・ジャクソンは、とても目だってしまいました…。
でも彼の美しい服を皆褒め称え、王様とお后様も
自分たちの服を作って欲しいといいました。
カクレンボ・ジャクソンの新しい生活が始まったのです。
さりげなく隠れるように暮らしている
カクレンボ・ジャクソンの姿がおかしくて、いとおしい。
子どもたちも「ここにいるよ!」と探す楽しみもあります。
見返し部分も凝っていて、
カクレンボ・ジャクソンの変化が見られます。