さんぼが、トラと出会うところに、ハラハラ…
トラたちの大迫力の争いに、ドキドキ…
そして、最後の「おいしいもの」におなかが、グ〜〜!!
おいしいもの、それは、トラが溶けて「ばた」になって、
その「ばた」でお母さんが作ってくれた「ほっとけーき」。
さんぼは169枚食べたなんてすごい!
よっぽど、おなかがすいていた?それもあるかも、ですが、
トラたちとのハラハラドキドキのやりとりの後の、
ほっとしたせいもあっての 169枚、だと思います。
このおはなし、わたしが子どもの頃親しんだ、唯一のおはなしです。
子どもの私は、トラが溶けてバターになるのを頭の中で描いていました。
奇想天外なストーリーを、ごく自然に受け止めていた「コドモ」の感覚が、
今もよみがえってきます。