子どもが病気で寝ています。
今日いちにちはベッドで過ごさなくてはなりません。
さぁて、どうするか。
子どもはベッドルームの窓から見える景色を
一日中眺め続けます。
いつもと同じ、だけどいつもならきっと気がつかない、
いくつもの人間模様が繰り広げられます。
「裏窓」みたいに殺人事件が起こるわけではありませんが(笑)
窓からの景色にフレームが限定されているために、
何に注目して、どんなドラマを拾えるかは、
筋として提示されている物語の文があるとはいえ、
読む人の自由に任されています。
それがとても面白いと思いました。
子どもたちにとっても、発見が多かったのか、
図書館から借りた2週間の間に、何度もリクエストされた本です。