おじいちゃんが死んで、天使になるというママ。
土になるというパパ。そしたら、じいじがおばけになって現れて。
かべを通り抜けたり、怖い声をだしてもらったり。
おばけであることを確認するんだけど、こわくないのは、愛情でつながっているから。
おととし私の祖父がなくなりましたが、私にとって大好きな祖父で、
6年生の息子にとっても大好きなじぃじでした。
今でも、うれしいことがあると、仏壇にお線香をあげ、じぃじに報告をする息子。
その祖父を思い出して、息子にこの本を読んでいて、涙がとまらなくなりました。
こういう風に、きちんとさようならをいえたら、どんなにいいでしょう。
私達も言いたいことあるし、じぃじも言葉を残してほしい。
だから、じぃじ、うちにもおばけになって戻ってきて!って思います。
でも、私達の中でじぃじはいつも見守ってくれている存在。
さようならをいえなくても、もう会って直接話ができなくても、ずっと大切な存在なんですよね。
私もかわいがってもらったこと、祖父との思い出を思い出して、
「おじいちゃん、ありがとう」と思いました。
温かく、大切なことを教えてくれる絵本です。