おじいちゃんがおばけになったわけ」 はなしんさんの声

おじいちゃんがおばけになったわけ 作:キム・フォップス・オーカソン
絵:エヴァ・エリクソン
訳:菱木 晃子
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2005年06月
ISBN:9784751522783
評価スコア 4.79
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みんなの声 総数 149
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  • こんなお化けなら、ちっとも怖くないよ!

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳

    絵本の冒頭で、おじいちゃんが突然、心臓発作で死んだことが語られています。そして、主人公のエリックも現実を淡々と受け留めています。
    しかし、お葬式の夜に、おじいちゃんが突然エリックの部屋へやって来たのです!
    大好きなおじいちゃんが、死んでしまったという悲しい事実がありながらも、そのおじいちゃんが、おばけになって現れたことで展開が変わり、なんともユーモアあふれるほのぼのストーリーへと様子が変わって目が離せません。
    中でも、おばけのおじいちゃんによる壁抜けの技は、必見です。
    でも、なぜおじいちゃんは、あの世に行けずにおばけになってしまったのでしょうか?
    それは、「この世にわすれものがあると、人はおばけになる」からなのだそうです。
    そう、おじいちゃんは、何か重大な忘れ物をして、死んでしまったのです。その何かが、どうしても思い出せないおじいちゃんは、エリックと毎晩考えることになります。
    笑える話ではありますが、やはり始めに「おじいちゃんの死」が、あるわけですから、最後におじいちゃんと本当の意味で、別れる場面は、ちょっぴりジーンときてしまいます。
    それでも、あくまでも前向きなエリックの最後の一言が、とても爽やかで、お涙頂戴のストーリーではないところが、この絵本の読みやすく、お奨めなところです。

    投稿日:2005/09/19

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