おじいさんやおばあさんが、ある程度、天寿をまっとうしたと思える年齢で死んでしまうのは、仕方のないことですが、やっぱり寂しいですね。
特に、この絵本の男の子は、じいじとの思い出がたくさんある子供だったので、本当の意味で死を受け入れるには時間がかかるかもしれません。
でも、こうして、じいじがきちんとお別れを言いに、おばけになって出てきてくれたお陰で、少しはさよならすることの心の準備ができたのではないでしょうか。
学校に行って友達と遊んだり勉強したりして忙しく過ごしていれば、なおさら、乗り換えられるでしょう。
子供に読んで聞かせたわけではないので子供の反応は分かりませんが、誰にでも訪れる「死」について、抵抗のないかたちで子供に読んで聞かせることのできる絵本の1つなのではないでしょうか。