たっぷとちゃっぷはあひるのおもちゃのきょうだいです。
赤いのがたっぷで青いのがちゃっぷですって。
うちの姉妹達はこのフレーズがお気に入りです。
赤いのっていったって何個もいます。
青いのだってもちろん何個も。
でもその子に名前があって、兄弟だっていうその発想がいいです。
さて、そのたっぷとちゃっぷは嵐の晩に船から投げ出されて
海へ投げ出されてしまいます。
さあ、大冒険の始まりです。
氷の海に流れ着いて凍ってしまう所なんてなんだかリアル。
それもそのはず、実話を元にしていたんですね。
たっぷとちゃっぷたちが最後に辿り着いたのは
忘れられたおもちゃの島。
たっぷとちゃっぷはまだ子供達に遊んでもらっていないのに
もう、ここなんだ、と少し淋しく思うラストでした。