どこの国にも、似たようなお話ってあるもので、この『かものむすめ』も、大筋は鶴の恩返しと同じです。
オリガ・ヤクトーヴィチさんのイラストによるウクライナ地方特有の民族衣装をみて、あぁ、このお話はウクライナのお話なんだと、実感できます。
子供のいないおじいさんおばあさんに助けられたかもは、むすめの姿になり、影ながら二人の暮らしを助けようとしましたが、正体がばれて、仲間の所へ帰って行きます。
ただ、一つよく分からないのが、このかもむすめ素直に仲間の所へ帰ればいいのに、仲間が迎えにきても、2回も断っておきながら、3回目に何故か一緒に飛んで行くんですよねー。もしかしたら、3回呼びにきてくれないと仲間のもとへ戻れない魔法でもかかっていたんでしょうか?謎です。