題名を読んで即座に「おこりんぼママは、ここにいますよ〜!」と、娘。思わず苦笑いをする私に、「笑ってる場合じゃありません!」・・・あらら、いきなり怒られてしまった「おこりんぼママ」でした。
自分の日常を見ているようで、後ろめたく、申し訳ない気持ちで、つい娘の顔を1ページごとに覗き込みながら読んだ絵本。胸にずきずき響いてきます。
絶対に怒らないというのは無理なことかもしれない。でも、どんなにひどく怒ってしまったときにも、このペンギンのお母さんのように、「ぼく」のかけらを拾い集め、しっかり縫い合わせてあげることだけは決して忘れないようにしたいな、と思います。
どんなときでも、子どもは「やっぱり、ママがいちばんさ」と思ってくれるんですものね。読み終えたときに、笑顔でそっと寄り添ってくれた娘が、本当に愛しく感じました。