最近、イライラして必要以上に子どもを怒ってしまいます。ちょっと怒りすぎだな・・・と分かっていても、つい声を荒げてしまうことってありますよネ・・・というか、大きな声を出さずにはいられない時。そんな時に読んで頂きたい1冊です。
ある日、お母さんにものすごく怒鳴られたペンギンの男の子は、なんと体がバラバラになって飛んでいってしまいました。頭は宇宙にまでとびだし、お腹は海をゆ〜らゆら・・・足だけになった男の子は、バラバラになった体を探しに歩き出します。けれども、見つけたくても目がないし、助けを求めようにも口がない。疲れきってたどり着いたのは、広〜い広〜い砂漠。もう一歩も歩けず途方に暮れる男の子。
その時、大きな影が男の子をおおいました。船に乗ったお母さんが、バラバラになった男の子の体を拾い集め、しっかりと縫い合わせてくれたのです。そして、「ごめんね」って抱きしめてくれたのでした。最後に男の子は言います、やっぱり、ママが いちばんさ・・・って。
この本を読むと、怒るばかりではなく、その後のフォローがとても大事だということを考えさせられます。どんなに怒っても、子どもは許してくれたりするんですよね。怒りっぱなしにしていたら、子どもの心は壊れたままになってしまいますもんね。もし、お母さんがバラバラになってしまったとしても、子どもはのりでくっつけてくれるかな?