南の国の王さまは金が大好き。
そんな王さまの前に、金色の鹿が現れたから大変。
生け捕りにするために、王さまと家来は、見逃した少年に、
三日以内に連れ帰らねば命は無いぞ、と告げます。
探しに行く途中動物達に助けられながら金色の鹿に再会した少年・・・。
少年と鹿の解決策が見事です。
絵は意外にも日本画家の秋野不矩さん。
でも南の国の雰囲気が見事に描かれています。
おはなしも、石井桃子さんの再話なので安心です。
動物達と心を通わせる少年ホセンの姿がいいですね。
ラストはいかにも金色の鹿にふさわしいまとめ方ですね。