重い知的障害のある、ぼくのおにいちゃんを、弟の目線で語った写真絵本です。
写真家の両親が撮った、赤ちゃんの頃からの写真1枚1枚に、弟とママの会話、弟のつぶやき・・・という形で綴っています。
お兄ちゃんとの生活、できごとを通して、弟の素直な気持ちがありのままに綴られていて、ああ、こういうのが自然なんだよなあと、肩の力が抜ける思いです。
バリアフリーがどうの・・・とか、論じるよりも、もっと自然にかかわっていけるような、愛のある家族の姿が素敵です。
大人よりも、子どもの方が、たぶん、余計な気持ちがなく、受け入れられることってあると思います。
柔軟な心の子どもたちに、出会ってほしい絵本です。