ゾウ、ライオン、ウシ、色々な生き物たちの体の一部が食べ物になっています。「〇〇食べたのだあれ?」と聞くと、子供は動物たちの中から食べ物に変わっているところを探して教えてくれます。
最初は、何度か読んで覚えてしまったら飽きてしまうかな、と思っていました。ところが、もう100回は読んでいます。
初めは動物たちのどこが食べ物に変わったのかを探して、指をさしながら読んでいました。そのうちに「ゾウのしっぽ」など、生き物の名前と体の部位を言うようになりました。そうして読んでいる頃に数を数えられるようになったので、今度は1ページごとに増えていく動物たちを見て、ゾウは2匹、ライオンは3匹…と数え始めました。そして、字が読めるようになってきて、自分で読もうと頑張っています。
他にも、答えは分かっているのにわざと違う動物を指さしたり、食べ物を食べる真似をしたり、「しっぽ」の時には自分のお尻を、「鼻」の時には自分の鼻を押さえながら読んだり、子供は色々な楽しみ方を見つけていきます。
2歳から3歳にかけて読んでいますが、子供の成長が感じられてシンプルなのに奥が深い一冊です。