たとえどんな場合であっても障害者に対して
“うらやましい”なんて禁物・・・最初は、
そんな教育的要素の強い本かと思いました。
ところがどっこい、最後のどんでん返しで
意表をつかれてしまったのです。
当然ながら音の出ない「絵本」というもので、
「音」を表現し、さらに、あえて音のない世界を描く、、。
この世の中は、こんなにも賑やかなのか、
こんなにも鮮明なのかと、感じました。
障害の代償で得られる素敵な感覚、それを
単純に羨ましがることはやっぱりできませんが、
障害を持つ方々でなければ気づかない世界を
知らされました。