「絵本地獄」が有名になったのであわせて読むことにしました。
こちらのほうは、主人公の男の子が夢で極楽にいき、極楽の様子を女の子に説明されるという内容。
正直、いまいち。
極楽の池は7つの宝物でできているとか、池の水には8つの力があるとか、家が500億軒あるとか、豆知識は良いと思う。でも、まず、説明の語り口調が現代的すぎて違和感があり、その口調から想像してしまうのは現代ふうのものなので、この挿絵がないと極楽っぽくない。それと、カンノンさんとかセイシさんとか、名前がカタカナでさんづけなのがまたいまいち想像しづらい。観音はともかく、セイシってどんな漢字?と思う人も多いと思います。そして極楽の王、アミターユスを紹介され、男の子をはげましてくれます。そこはポジティブなメッセージなのでよいかも、と思います。
差し引き0で3つ★にしました。