大人になってもお姫様ものというと、何だかとても読みたくなってしまいます。
プリンセス・アカデミーというタイトルに惹かれてつい読んでみました。
エスケル山に住むキリは14歳。低地の使者が、キリの住む村から王子の花嫁を選ぶと宣言します。
そのお妃候補教育の場所がプリンセス・アカデミーです。
若い女の子たちが、プリンセスに選ばれることを夢見る一方で、女の子たちの中に生まれる軋轢。
夢見るようなお話の前半と、後半の対比がとても印象的でした。
ミリの機転と頭の良さ、判断力や行動力など魅了されるものがありました。
海外物の女の子ってどうしてこんなにたくましくて素敵なのかな。
生きて行くことにとても前向きで頑張り屋さんなところはとても見習いたいなあと思えます。
381ページとちょっと厚めですが、内容に惹かれるものがあるので、長さもさほど気にならないかも。
夏休みの中学生の読書にもちょうどよさそうです。