信じられないのですが、実話だからこその説得力を感じました。
ボールのようにして子どもたちの遊び道具になっていた子どものフクロウとの出会い。
すむ場所を失ったフクロウを森に帰すための旅。
エチオピアという国は、戦争と環境破壊のためにこれほどに荒涼とした国になってしまったのでしょうか。
描かれているエチオピアの景色に森がないことと、さりげなく描かれている戦車が印象的でした。
それにまして、フクロウの子と筆者の旅は、実体験の重さと意外感がありました。
フー太郎の森基金という筆者の思いが強く感じられました。