もし自分が食糧難で苦しんでいたら、他人に大切な食べ物をあげることができるだろうか・・・・正直自信がありません。
自分がいまどれだけ豊かな暮らしをしているか、改めてしみじみと感じました。
このお話は実話を基にした、飢えに苦しむ人々を描いた絵本です。
食糧援助に群がる人々に、そこでの過酷な生活がどれだけ厳しいものか伝わってきます。
生活が貧しいと心も落ち込み、荒んでくるように思えますが、そんな人たちばかりではありませんでした。
自分が苦しくても他人を思いやることのできる人が、そこにはいたのです。
心が洗われる思いでした。
今も飢餓で苦しんでいる人がたくさんいます。
私たちが今すぐできること。
それはこの事実をまず知ること、とこの本の中に書かれています。
そして、余分な食料を買わず、買ったものは大切にしっかり食べること。
当たり前のことですが、それがどれだけ大切なことか分かりました。