まだ息子には早いお話かなあと思い、私1人で読みました。
私は、仕事で教育に携わっていて、教える立場にあります。
なのでこういったお話を読むと、
教育者として私自身はしっかり学生に向き合えているのかなあと、自問自答をしてしまいますね。
こんなふうに、1人の生徒や人間を支えるのって中途半端じゃできないんですよね・・・。
なので同じ教育者としてフォルカー先生に敬意を表したいし、
私自身も学生と誠心誠意に向き合っていきたいと感じます。
そして同じように、トリシャにも敬意を表したいです。
親の立場からすれば、こんなふうに悩んでいたトリシャに対し、
親として何かできなかったのかなあ?
自分は子供を全身でうけとめきれているのかあ…とまたまた自問自答。
トリシャの心の葛藤に、親として何かできたのだろうかあ…
と、考えさせられます。
障害などを知るという意味で、子供が読むのにもいいと思いますが、
大人が読んでも、何かえるものがある。
そんな絵本の1冊ではないかと思います。