6歳の息子には、ちょっと難しかったようですが、私はとっても良いお話だと思いました。
作者の自伝的作品とあとがきにありました。
LDについて、詳しいことは解りませんが、克服できるものだということを知りました。
もちろん、大変な努力があったとは思います。
この本は、LDの方やその家族に、たくさんの勇気を与えたことだろうと思います。
本に、ハチミツをかけて、「本を読みたい」と思わせた、おじいちゃんの努力や、徐々に、自分はみんなと違うんだ、ダメな子なんだと思っていくトリシャに、言葉をかけるおばあちゃんに家族の深い愛を感じました。
学校でのいじめのシーンは、読んでいてつらくなりました。
フォルカー先生の
「君たちは、人をばかにするほど、立派な人間なのかい?」
という言葉、とってもいいです。
「みんな違ってみんないい・・」
そんな、金子みすずの詩を思い出しました。
この作品は、教室でのシーンがとてもたくさんあります。
実際に、子供に読んであげても、とっつきやすいだろうなと思います。
今度、是非是非、小学校の読み聞かせに使ってみたいです。
高学年がいいかな・・・