いもとさんの作品だったので選びました。和紙を使って本物の毛並みみたいに表現している切り絵がとても温かい印象を受けました。素晴らしいです。圧巻は黄色の蝶の群れです。娘に読んでいることも忘れ思わずうっとりしてしまいましあ。どのページもグラデーションが施されておりとても気持ちのこもった作品だと思いました。角に葡萄、林檎、猿が生ったり、住んだり想像するのはとてもユニークな発想だと思いました。最終的に”角はいらないよ”という子供にお父さんが優しく隣にいるのが好きです。理由を問いただしもせずただ優しく隣にたたずむお父さんの懐の大きさは素晴らしいと思いました。