みずいろのぞうは、自由そのもの、なのかなぁ。
ほかの誰かに、評価されるものじゃぁない。
みずいろのぞう自身が、生まれたその時に、神さまからもらったもの。
誰もがもらっているのに、なぜか同じようで同じではない、
そう考えてしまう、ふしぎなもの。
リンゴの木は、山の頂きに立つことを決めました。
赤いぞうの仲間は、ぞうの森に群れて住むことを決めました。
みんなそれぞれが、自由を得ているからこそできること。
自分をさがす旅、それは価値あることでしょう。
でももっとたいせつなことを、この絵本は教えてくれたよ。
そうすることのできる自由を、だれもが持っていること。
誰もそれを、否定することができない。
たいせつなものは、めにみえないんだよ、
仏さまの手のひらの、上のはなしでしょうけれど。
nakabanさんの、深ーい絵本に、感謝。